加納典明
作品一覧
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- フランシス・ベーコンへの旅
デジタル加工を施すことで、写真を超えようという加納典明の試みを如実に映し出す作品。
加納典明 [カノウテンメイ]
プロフィール:
1942年名古屋市生まれ。1962年写真家・杵島隆に師事。63年フリー・ランスの写真家として独立し、雑誌、広告業界を主な活動の場とする。69年New Yorkにて前衛芸術家・草間弥生が主催する、性を題材としたパフォーマンス・イベントを撮影し、性差別や人種差別への問題提起を喚起すべく個展《FUCK》を大日本印刷DICビル画廊にて発表し一躍有名となる。70年代には、主に広告、雑誌などの撮影を通じて写真家としての地位を確立する。74年森山大道写真展(荻窪・シミズ画廊)に特別参加。90年以降は、主に女性ヌードを中心に撮影する。一連の過激なヌード表現で物議を醸し、社会現象とまでになる。93年『月刊THE TENMEI』(竹書房)創刊。公称80万部という記録的な売り上げを果たす。94年写真集『きクぜ』(竹書房)発売。加納典明責任編集「SUPER TENMEI」(加納典明&北野武&伊集院静&荒木経惟の4人による共作雑誌)発売。2011年個展「片目のツァラトゥストラ」(名鉄百貨店)開催。杵島隆氏との二人展「SCANDAL extra 杵島隆×加納典明」(BLD GALLERY)開催。12年 全国4都市(銀座・名古屋・梅田・札幌)のキャノンギャラリーにて個展「カオ」開催。写真集「FUCK」発売(AN publishing 1969年NYにて撮影したデビュー作)。13年 初の海外個展「神威龍」を台北(台湾)にて2箇所同時開催、13年秋にはパリでの個展が決定している。現在は、テレビや映画に出演するなど、写真家の枠を超えた活動領域、常にその言動が注目される日本を代表する文化人としての地位を確立している。
【受賞歴】 日宣美賞、APA賞、朝日広告賞、毎日広告賞等、受賞多数。